10月のプラネタリウム

10月31日(日)は青少年育成協議会東灘支部様主催のプラネタリウムを神戸市立東灘小学校で実施させていただきました。昨年はコロナウイルス感染症蔓延で中止になり、久々の投影となりました。申し込みいただいた方も多く、倍率は2倍ほどになったとのこと。嬉しさと申し訳なさでちょっぴり複雑・・・

投影は感染症対策万全で行いました。定員も6mドーム定員40名の半数、20名で実施。参加者は手袋装着。現地スタッフの皆さんがCO2センサーも提供してくださいました。

子ノ星教育社のプラネタリウムドームの送風機は計算上1分以内に室内体積の空気を送り込みます。センサーはドーム内壁付近においたのですが、40分の投影後、数分で観覧者入室前の数値にまで戻っていました。
部屋としては非常に良く換気がされている部類であると思います。

移動プラネタリウムは安全だと多くの方に知っていただきたい。そして、移動プラネタリウムが全国各地で再開されますように・・・

 

神戸市立東灘小学校体育館に設置した6mドーム
2回目投影開始前のCO2濃度数値
3回目投影終了後のCO2濃度数値
4回目投影開始前のCO2濃度数値

星座傘ワークショップ@アクトパル宇治

2020年11月21日、宇治市野外活動センター・アクトパル宇治で、プラネタリウム投影と星座傘製作ワークショップをさせていただきました。
坂元はプラネタリウムに貼り付いたので、ワークショップはアクトパル宇治のボランティアスタッフの皆さんに担当していただきました。盛り上がったそうなのですが、その場にいられなくて残念・・・
天候にも恵まれて、天体観察、プラネタリウム、ワークショップと盛りだくさんな教室でした。

新型コロナウイルス感染症と移動プラネタリウムについて

新型コロナウイルス感染症が再び広がりを見せています。皆様も日々不安をもって過ごされているかと思います。

現在、移動プラネタリウムはもちろん、多くの遊びや学習の機会が失われています。それらを再び皆様に提供できるのか、いろいろ考えていかなければならないと考えています。
そんな中、第一波以降、様々な感染要因のリスクの度合いが見えてきました。その大半は飛沫感染、そして接触感染とのこと。教育の現場では活発な議論が重要ですが、それを押さえ込まないといけないことになってしまいました。Zoom等をつかった遠隔授業ではチャット機能をつかって議論も可能であり、教育の現場では遠隔で無くともこれらのようなツールを使っていくことが求められるでしょう。

さて、移動プラネタリウムですが、とりあえず、現行のシステムでもドーム内は常時空気の入れ換えがされています。子ノ星教育社のスタイルでは投影中の質問は大歓迎なのですが、今は我慢してもらうしかないでしょう。定員を抑え、アルコール消毒とマスクでリスクの少ないプラネタリウム投影を楽しんで戴けると考えています。

プラネタリウムをご検討の皆様、よろしくお願いいたします。

3D番組「火星へGO! 3D」を公開しました!

子ノ星教育社・3D番組「火星へGO! 3D」をYouTubeで公開しました!

この番組はプラネタリウム番組「火星ってどんな惑星?〜火星へGO!2」を平面投影用3D番組として作り直したものです。一昨年に制作したものですが、活用の場がなかなか見つけられずにいましたが、新型コロナウイルス蔓延で外に出づらい今、公開することにしました。
ねのほしくんがロケットで火星に向かいます。あの衛星、あの探査車も登場します。昭和な人たちも感涙のあの着陸船も・・・
赤青メガネで楽しむアナグリフ形式です。メガネを持っていない方は赤セロファン、青セロファンで工作してもいいかも。
なお、Youtubeのシステムの都合上、番組は4分割されています。

2020/1/12、ハウスセレクション長浜

ハウスセレクション長浜さまで新年最初のプラネタリウム投影をさせていただきました。ぐずついた天気でしたが、雨もぱらつく程度ですみ、暖冬の助けもあり、屋外ながらも快適なプラネタリウムでした。

最終回にお母さんと小学校4年生の娘さんペアが2組。聞くと、星の動きの観察が宿題で出されているとか。投影後、特別にプラネタリウムを使ってアドバイスさせていただきました。
この時期、同じようにオリオン座の動きを観察する宿題が出ているという方も多いと思います。うまく観察できましたでしょうか?
これから観察するという方は、オリオン座全体をみるのではなく、三つ星だけに注目してはいかがでしょう。
観察のポイントは星座の位置(方位・高さ)と、傾きです。三つ星に注目すると観察しやすくなる理由は以下の2点。
・三つ星は直線で結ばれるため、傾きがわかりやすい
・星座全体でみるよりコンパクトなので、位置を確定しやすい 
是非是非、試してみて下さいね。

2019年のできごと

2019年に起こった子ノ星教育社の主な出来事を一部ご紹介します。

○双眼鏡ペーパークラフトの販売開始
 紙製のボディーにプラスチックレンズを組み合わせたオペラグラスです。原型は既にあるものですが、新規に型紙をおこしました。デザイン済みのものと、無地を用意しています。キット販売はもちろん、ワークショップもおこないます!
デザインはオリジナル印刷を施すことも可能です。ご相談下さいね。

○大判プリンター導入
 A1プリンターを導入しました。展示用ポスター、POP、教材型紙プリントに使用します。最初のお仕事は星座傘の型紙印刷(A2)になりました。ちなみに星座傘作りのワークショップは来年6月にも予定が入っています♪

○屋外プラネタリウムテントを更新
 4mプラネタリウムドームを屋外で使用するためのアウターテントをリニューアルしました。以前のものはエアドームでしたが、新しい物は集会テントを利用しています。屋外では電源に不安があるところも少なくなく、送風機一台分が節電できるのは大きいのです。また、プラネタリウムドーム全体を覆うので、暑さや少々の雨対策にもなります。
残念ながら2019年中は一度しか出番がありませんでしたが・・・

○西武百貨店大津店の閉店決定
 西武百貨店大津店様では、子ノ星教育社を立ち上げた翌年からプラネタリウム投影やワークショップをさせていただいていました。毎年、お客様には多くの予約を戴き、楽しんでいただきました。スタッフの皆さんにはとてもよくしていただきました。今年の夏も好評で11月にも是非とお声かけいただいていたのに・・・
西武百貨店大津店開店時のキラキラした想い出もあり、とても切ないです。

○プラネタリウム番組「銀河中心の旅」、「木星ってどんな惑星?」をリニューアル
 2019年は新作プラネタリウム番組をリリース出来ませんでした。その代わりと行っては何ですが、「銀河中心の旅」、「木星ってどんな惑星?」をリニューアル。「銀河中心の旅」はESOの「Journey to the Centre of the Milky Way」というプラネタリウム番組に日本語ナレーションをつけたものですが、原版に忠実な訳をつけようと意識しすぎてあまり気に入っていませんでした。もう少し、わかりやすい程度で抑えた訳にしてリニューアルです。
 「木星ってどんな惑星?」はごく初期の作品なので、手直ししたいところが多くありました。なので、今回は50%以上が作り替えられています。新作と言っても良いかも。2020年も投影します!

他にもいろいろありましたが、書き切れませんのでこの辺で・・・

2019/12/14、勝央町公民館

2019年12月14日、岡山県勝央町公民館でプラネタリウム投影と星座傘作りワークショップを実施させていただきました。
勝央町公民館ではいままでもプラネタリウム投影をさせていただきましたが、今回は、午前に一般向け投影、午後は子ども対象で投影と星座傘作りワークショップとのセットイベントでした。
午前の一般投影は高めの年齢層の方が多かったのですが、とても詳しい方もいらっしゃったり、子どもたちとは違った反応で、こちらもテンション上がってしまいました。

午後の部は元気な小学校中学年くらいの子どもたち。星座傘作りに挑戦していただきました。A2用紙に印刷された星図テンプレートをはさみで切り抜く作業から始まるのですが、全部で8枚分を切り取るのは結構めんどう・・・
テンプレートをビニール傘に貼り付けた後の星や星座線の書き込みは自分流にデザイン!クリエイティブな作業はみんないきいきと取り組んでくれました。

プラネタリウム投影含め、2時間半を超える講座ですが、あっという間でした。また、いろんなデザインの星座傘に出会いたいです・・・

2019/12/7 加西市立善防公民館

2019年12月7日、昨年に続いて加西市立善防公民館にお邪魔しました。プラネタリウムと「虹の絵画」ワークショップの実施。風邪がはやっているとのことで、15名程度の参加になりましたが、楽しい(坂元にとっては)講座となりました。
「虹の絵画」は絵を描いた黒画用紙にガラスビーズを塗布し、図画上に虹を描こうというものです。こちらからするととっても楽しい。みんなどんな絵を描いてくれるのかな?子どもたちには「アートだから!」とハッパをかけてできるだけ時間をかけてもらえるようにしています(どうしても制限はありますが・・・)。12月ということもあり、クリスマスをテーマにした方もおられました。
残念ながらこの日は天気が悪く、太陽顔を出してくれませんでした。明日以降、晴れ間を狙って、自分の絵に虹が架かるところをみてもらいたいな。

もちろん、プラネタリウム投影も実施。事前に質問でブラックホールやカシオペヤが沈まないなどの質問があり。それら質問を盛り込んだ解説にしたつもり。みんな、感心持ってくれたかな?

屋外プラネタリウムが新しくなりました

屋外プラネタリウムが新しくなりました。今まではプラネタリウムドームにインフレータブルのアウターテントをかぶせて二重構造にしていました。この形式はコンパクトで手軽だったのですが、送風機を2台使用する必要があるため、電力事情の悪い現場では空調も満足に使えないケースがありました。

今回、アウターテントを集会テント型に変更しました。これによって、天候への影響が少なくなり、使用電力も1kwほど少なくなりました。

準備は大変ですが(^^;)、今までより快適にプラネタリウムを楽しんで戴けると思います。