2022年、皆既月食と天体観望会

2022年11月8日に皆既月食が全国でみられました。子ノ星教育社でも天体観望会のご依頼をいただきました。

11月5日、当日ではありませんが、事前学習も含めて天体観望会をさせていただきました。兵庫県西播磨地域にある、太子町社会福祉協議会ボランティアセンターさんの主催で場所は太子町総合公園体験学習施設。去年に続き、2度目です。
参加者は保護者含めて20名弱のコンパクトな会でした。あいにく雨もパラつく天候で、星は無理かと思ったのですが、なんとか満月前の月をご覧いただくことはできました!

皆既月食講座。その仕組みから観察の方法などを紹介しました
出番を待ち待機する天体望遠鏡

11月8日、皆既月食の本番は大阪府の高槻市にあるイオン高槻店さんで観望会をさせていただきました。
予約不要で何名の方が来られるか蓋を開けてみないとわからない中での天体観望会となりました。星のソムリエの方3名のご協力を得て、眼視観察用望遠鏡3台、月の常時投影用に電子望遠鏡を1台の4台体制としました。月の常時投影があることで、待ち時間も楽しんでいただけるようにしました。
当日は200名もの方に来ていただき、大変、盛り上がりました!スタッフも大いに楽しませていただきました。

月だけでなく、木星,土星,アルビレオにも向く天体望遠鏡
200名以上の方が来られていました!
電子望遠鏡は目で覗くことはできません。常時月を向いてスクリーンに月を大写ししていました

子ノ星教育社では、星空案内人の皆様のお力も借りて、今後も天体観望会も積極的に行っていきたいと考えております。

オリジナル300ピースジグソーパズル「月」⑥

子ノ星教育社のオリジナル300ピースジグソーパズルに使用されている写真や図についてご紹介します。

ジグソーパズル左側には月面着陸の写真が数枚使われています。さて、どの写真がどのミッションのものかわかるかな?

上から3番目、1番下の写真、アポロ16号ミッションで撮影されたものです。船長のジョン・ヤングがアメリカ国旗を立てて、ジャンプしながら敬礼していますね。
アポロ16号は初めて高地に着陸し、長時間に及ぶ船外活動を通して、多くの地質学的成果を上げました。

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アポロ16号着陸船とヤング船長
300ピースジグソーパズル「月」

オリジナル300ピースジグソーパズル「月」⑤

子ノ星教育社のオリジナル300ピースジグソーパズルに使用されている写真や図についてご紹介します。

ジグソーパズル左側には月面着陸の写真が数枚使われています。さて、どの写真がどのミッションのものかわかるかな?

上から2番目にある写真、「見たことある!」と感じた方も多いのでは?この写真の人物はバズ・オルドリン、アポロ11号の飛行士です。
アポロ11号は、アポロ計画で初めて月面着陸に成功したミッションであり、当然ながら世界中から注目を浴びました。この写真はアメリカのフォトジャーナル誌「LIFE」の表紙を飾ったことで非常に有名な一枚となりました。
ヘルメットのシールドをよくみると、撮影者であるアームストロング船長が映り込んでいるのがわかります。

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APOLLO 11 ONBOARD: ASTRONAUT ALDRIN, EDWIN WALKING ON LUNAR SURFACE.

オリジナル300ピースジグソーパズル「月」④

子ノ星教育社のオリジナル300ピースジグソーパズルに使用されている写真や図についてご紹介します。

ジグソーパズル左側には月面着陸の写真が数枚使われています。さて、どの写真がどのミッションのものかわかるかな?

1番上にある写真では、地球を背景に宇宙飛行士がアメリカ国旗のそばに立っています。彼はアポロ計画で最後の月着陸ミッションとなったアポロ17号の飛行士です。
アポロ17号のミッションの目的の一つに、クレーターの火山活動の痕跡を探すことがありました。今ではクレーターは小惑星などの天体が衝突してできたものと当たり前に考えられていますが、その結論もアポロ計画での調査の上に成り立っているのです。
アポロ17号は最後にして今までの中で最も長く月に滞在・活動し、最も多くのサンプルを持ち帰るという成果を上げていいます。

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アポロ17号のミッション

オリジナル300ピースジグソーパズル「月」③

子ノ星教育社のオリジナル300ピースジグソーパズルに使用されている写真や図についてご紹介します。

ジグソーパズル「月」には多くの写真が使われていますが、LRO(ルナ・リコネサンス・オービタ)が撮影したものがほとんどです。
LROはアメリカの月周回衛星で2009年に打ち上げられました。その解像度は50cmと驚異的です。月面写真の背景上部にはいくつものクレーター写真があります。ほとんどはLROの撮影によるものです。

アリスタルコスクレーターは月の表面北西部にあります。アルベド(光の反射率)が、月面平均の2倍ほどあり、一際明るいクレーターです。灰色の海の中にあることからコントラストも日時は強く、肉眼でも確認できるほどです。地球照でも確認できるほどなので、チャレンジしてはいかがでしょうか。肉眼で難しければ双眼鏡やオペラグラスを用いるのもいいかもしれません。

子ノ星教育社のオリジナル300ピースジグソーパズル「月」は楽天市場ギフトモールで絶賛発売中です。なお、子ノ星教育社ではオペラグラス、ペーパー双眼鏡も発売中です。

 

アリスタルコスクレーター(NASA)

オリジナル300ピースジグソーパズル「月」②

子ノ星教育社のオリジナル300ピースジグソーパズルに使用されている写真や図についてご紹介します。

ジグソーパズル「月」には多くの写真が使われていますが、LRO(ルナ・リコネサンス・オービタ)が撮影したものがほとんどです。
LROはアメリカの月周回衛星で2009年に打ち上げられました。その解像度は50cmと驚異的です。月面写真の背景上部にはいくつものクレーター写真があります。ほとんどはLROの撮影によるものです。

このワルゴクレーターは月の裏側、ジュールTクレーター西の縁にあります。写真では2時の方向にあるのがそれです。
直径13.9km、深さは910mとされています。直径1kmほどの小惑星の衝突によって形成されました。ジュールTクレーターの形成後にできた新しいクレーターです。

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ジュールTクレーターと、その上にできたワルゴクレーター(NASA)

オリジナル300ピースジグソーパズル「月」①

子ノ星教育社のオリジナル300ピースジグソーパズルに使用されている写真や図についてご紹介します。

ジグソーパズル「月」には多くの写真が使われていますが、LRO(ルナ・リコネサンス・オービタ)が撮影したものがほとんどです。
LROはアメリカの月周回衛星で2009年に打ち上げられました。その解像度は50cmと驚異的です。

パズルデザインで中心になるのはなんといっても月の表面と裏面です。
地球からは月の裏面を見ることはできません。これは月の重心に偏りがあり、いわゆる表面側が強く地球に引っ張られるためです。これを潮汐ロックと呼びますが、月のみではなく、多くの衛星でみられます。
月の表面,裏面の英語表記は、front side, back sideではなく、地球に近い面、遠い面ということで、near side, far sideです。なるほど、物理的にはこちらの方がしっくりきますよね。

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月の表面
月の裏面