
子ノ星教育社のオリジナル星座早見うちわの販売を開始しました。
片面に1つの季節の星空が描かれており、1枚で2シーズン使えます。製品は春/夏と秋/冬の2種類です。
グループでの利用を想定しており、10枚セットからの販売となっています。
星座早見板とどこが違うの?という疑問にお答えするために比較表を作成しました。参考に子ノ星教育社の蓄光星図も記載しました。
| 星座早見板 | 星座早見うちわ | 蓄光星図 | |
| 任意の日時の星を探せる | ◎ | × | × |
| 実際の星空で天体の探しやすさ | × | ⚪︎ | ◎ |
| 星座の形状の歪み | × | ⚪︎ | ◎ |
| 天体の情報量(名称や星雲星団等) | × | ⚪︎ | ◎ |
| コスト | △ | ◎ | × |
そもそも星座早見板は星空に持ち出して天体を探す目的でつくられたものではありません。任位の日時の星空を調べるためのシミュレーターです。星空観察に出かける⚪︎月⚪︎日の⚪︎時にはどのような星座が出ているかをあらかじめ調べる、というような使い方をします。
北天の星座早見板であれば、北天全ての星空を描いた星座板が使われています。そのため、描画されている星座は北極星から離れれば離れるほど大きく歪んでいます。
また、星座早見板の大きさに対して星空が表示される面積は小さくなるため、書き込める面積が狭くなり、情報量は少なくなってしまいます。
星座早見うちわは、夜間の星空観察で使うことを想定しているので、星空シミュレーターとしての機能はありません。その分、星座板いっぱいに季節ごとの星空が描画されており、天体の情報も星座名だけでなく、恒星名や星雲星団など多く記載されています。
蓄光星図は季節ごとに4方向に分けた星図です。星座の形の歪みも僅かで、天体を探しやすい製品です。ただ、1年分で16枚の製図となってしまうため、コストは高くなってしまいます。
いずれもそれぞれに利点がありますので、目的に応じて適した早見を選ばれると良いでしょう。
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