年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます

 突然ですが、日本郵便の事業である、郵便年賀を利用した新年のご挨拶をやめさせていただくこととしました。

理由は2つ。

 まず、2017年の郵便料金値上げです。日本郵便が2015年に買収した、豪州のトールホールディングスの業績が芳しくなく、2017年にトール関係の損失4003億円を計上し、赤字となりました。2016年末に23年ぶりの郵便料金値上げを発表していますが、この買収劇と無縁と考えるのは無理があります。ずさんな経営の結果を公的サービスである郵便事業の料金に上乗せしたことになります。とても受け入れがたいものです。

 次に、2019年に表沙汰になったかんぽ生命商品の違法な営業行為です。民営化して成果主義に舵を切った結果ですが、個人レベルではなく、組織的に手広く行っていました。完全なコンプライアンス違反です。総務省とのつながりもあきらかになり、国もグルになって国民から保険料を巻き上げていた現実が見えてきました。ついに郵政3社長が辞任という事態に陥ったのはつい先日のことです。

 独占的に公的サービスである郵便事業を行っていることから、今後も日本郵便の郵便事業を利用しなければならないのは口惜しいのですが、これは国民の権利であり、政治に改善を求めるしかありません。今はただ、日本郵便を利用するのはミニマムに抑えたいと考えています。

どうぞ、ご理解いただきますようお願いいたします。

年賀状ではない、なんらかのかたちで皆様に新年のご挨拶が出来ますよう知恵を絞りたいと考えております。今後ともご愛顧の程、よろしくお願いいたします。

                  子ノ星教育社 代表 坂元 誠